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illustration by Shu-Thang Grafix |
第842話/ダルマ取材
2007年 11月 12日
ダルマ会議ばかりとは限らない。
ダルマ取材という場合だってある。 編集者とカメラマンが来て取材を受けるパターンだ。 会議と取材ならボクは会議の方が好きだ。 取材は過去から現在の自分について、 または現在の自分のできることの範囲内で対応しなくちゃいけない。 でも、会議は無責任に未来の自分を過信して夢を語れる。 この前、一緒にお酒を飲んだ女性編集者が、 村上春樹さんのマラソンに関するエッセイ本の一節を見せてくれた。 そこには、村上さんが、過去の自分の作品がとても好きだと思っているということ、 と同時に、これからの自分がどんな作品を世に出すのだろうかと 自分でもわくわくしているということが、飾り気のない言葉で書かれている。 「番長も同じタイプな気がしたけど、どお?」と……。 いやいや、めっそうもない。 ボクは自分の過去をそこまで手放しで好きにはなれないなぁ。 大きな実績や長い歴史を培ってきた人でなければ、 そんな大胆で格好いい考え方は生まれないと思う。 自分の作品には愛着はある。 でも、世に出た瞬間からボクの頭の中では反省点ばかりがあれこれと駆け巡る。 「なんでこうしたんだろう?」 「次はこうしなくっちゃ」 これを連続して現在に至るのだ。 やれやれ……。 だから、過去を振り返ったり、現在の能力を自覚させられる取材というものには、 ときどき腰が引ける。 でも、村上さんの一節でいえば、後半部分に関して言えば、 恐れ多くも同じタイプと言い切ってしまってもいいのかも。 カレーに関する新しいアイデアやこれから自分がやりたいことなら 永遠に尽きる気がしないし、 自分はどんなことを思いつくんだろうと、いつもちょっぴりワクワクした気分でいる。 だから、そんなことを期待しながら挑める会議や打合せの方が楽しいのだ。 モノ創りのスタンスということで言えば、 村上春樹さんよりも、我が敬愛するウディ・アレンの考え方の方が 今のボクにはビビビッと響くものがある。 「『あの監督がついに3年ぶりに大作を発表した!』なんて言われたくない。 ボクはクッキーを焼くように映画を作り続けたいんだ」 『ウディ・オン・アレン』という本の中のインタビューで彼はそう答えていた。 ボクはこの言葉が大好きだ。 初めて読んだとき、「これだ!」と思った。 彼はその言葉どおり、毎年欠かさず新作を発表し続けている。 そう、ちょっと前に新作『スクープ』が封切りになった。 早く観に行かなくちゃ! (水野) ![]()
by tokyocurry
| 2007-11-12 08:58
| *水野仁輔の「プラスカレー」
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Comments(3)
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