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カレーと音楽を中心に「食」の新しい楽しみ方を提案し続けている料理ユニットのブログ。
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illustration by Shu-Thang Grafix


第556話/FREE CURRY+カレー
2006年 10月 14日
六本木ヒルズ・マドラウンジでのイベント、遊びに来てくれた人、ありがとうございました。
限定10食のカレーは、一気に売れました。
反応は……。
7人が「美味しかった!」という素直に嬉しい感想。
2人が大絶賛。
「あんた、才能あるよ!!!」というお姉さま。
ありがとうございます、あまりのハイテンションで言われて、
逆におこられてるみたいな気持ちになっちゃいました(笑)。
そして、残る1人が「味が薄い、期待ハズレだった」と厳しいお言葉……。
そう、こういう意見は必ず出てきちゃうんだよな~、ボクが作ると。
味は薄くないの。
「カレーっぽさ」が足りないだけなの。
ボクがカレーを作ると、どうしても「カレー感」が少なくなってしまう。
ココで言うカレーっぽさってのは、
例えば、カレー粉の風味がたっぷりと感じられたり、
ドロッとした食感があったり、という要素のこと。
これはボクの好みの問題なんだけど、
カレーっぽさを出しすぎているカレーがあまり好きではないので、
カレーっぽくないカレーを作るのだ。
厳しい意見の男子に具体的に話を聞いたところ、
彼にとってのカレーの原体験は、小麦粉がきいてドロッとしたおふくろのカレー、だそう。
いわゆるカレーっぽさ100%のカレーなのだ。
そういうのを求めてる人がボクのカレーを食べると、
「薄い、カレーじゃない」となってしまう。
でも、100g3000円の牛肉をたっぷり使って濃厚なブイヨンをとってるわけだし、
塩味にはいつも最大限の注意を払っているから、薄いはずがないのだ。
問題は、「東京カリ~番長がカレーを出しますよ」という予備情報への期待感にある。
そこで、カレーとビーフシチューの中間くらいの料理が出てきたときに、
「???」という反応が出てしまうわけ。
今回も10人に1人。
5~10%くらいの確率で、毎回、ボクの作るカレーにはこの「?」がつきまとう。
今回もリーダーは事前にボクのカレーを食べて苦笑い。
「水野ちゃん、これ、また言われるよ、カレーじゃないって」
大絶賛してくれたうちの1人はどんなに良かったのかを熱く語ってくれた。
「いいだしが出てたから、いい肉を使ってるのがひと口で分かった。
カレーとかカレーじゃないとか、そんなこと考えさせないくらい最高においしかった」と。
これは水野個人にとっては最高の褒め言葉であります。
僕が作る料理はカレーなのか、カレーじゃないのか。
ボクは全部カレーのつもりで作ってる。
でもカレーじゃないと思う人もいる。
そこでガッカリされることと、それを乗り越えて料理として評価してくれることと、
その差はどこにあるんだろう?
いつも、この悩みは、イベントをするたびに湧き上がる。
DJプレイが終わってフロアに出てきたメンバーのSHINGOにそんな話をしたら、
さらっとこんな返事が返ってきた。
「あ、それって、橋本徹さんがFREE SOULのCD聴いた人から
『この曲ってSOULなんですか?』って質問されたのと同じだね」。
なるほどね~。
さすがは東京カリ~番長のDJ担当。
音楽的解釈(笑)。
確かにFREE SOULにトッドラングレンとかボビーコールドウェルとか入ってて
「?」と思う人だっているんだろう。
SOULかどうか、の問題じゃなくて、そんなことを飛び越えたところで
こんな感じの音楽たちを全部「FREE SOUL」って呼んでるんだ、と。
じゃ、ボクらがイベントで作ってるカレーって、
カレーじゃなくて「FREE CURRY」なんだね~。
と、わかりにくい話でSHINGOとひとしきり盛り上がった。
東京フリ~カリ~番長。
これからもボクら(特に水野)は、カレーなのかカレーじゃないのか、
微妙なところを狙って作っていきますよ。
ですから、イベントに遊びに来てくれるみなさんは、
「カレーかどうか」を忘れて「料理」として味わってみてください。
と、まあ、そんなこんなでとても勉強になるイベントでした。
で、その後、打ち上げで行った六本木の『男の手料理』屋さんで
カレーうどん食べてるときにゃ~、
すっかり次のプロジェクトの話で盛り上がってました。
赤字カレーの次は何しよっかな……。
(水野)

第556話/FREE CURRY+カレー_c0033210_1502256.jpg
by tokyocurry | 2006-10-14 23:50 | *水野仁輔の「プラスカレー」 | Comments(3)
Commented by ぴよぴよ at 2006-10-16 12:10 x
水野さんのその複雑な残念な気持ち、よくわかりますよ。私も家族の食事を調えるときには出汁にかなりの重きを置いていて、家族はおいしいと言って食べてくれますが何かの機会に他人に食べてもらったときは大抵「うすい」と言うコメントをもらいます。薬味や味のメリハリも決してサボってるわけではないんですが。
でもいいんです。我が子たちの舌がきちんと覚えていてくれたら。
Commented by tokyocurry at 2006-10-17 00:20
>ぴよぴよさん
ステキな話じゃないですか~!
とってもいいと思います。
お子さんたちがうらやましい。
Commented by mako at 2006-10-20 14:00 x
なるほど・・・。
職場の同僚と『カレー部』とか言って、カレーを食べ歩いてるんですが、カレーに対する考え方。勉強になります。
私の場合は、辛いか辛くないか、に重きをおいて判断してましたが、これからは、もう一歩深く、カレーを味わいたいと思います。
って、そんなに深刻な話じゃないけど・・・。^_^;

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